どうしようもない、哀しみは、
どうしようもないのです。
いろいろ、気晴らしをしても結局、どうにもならない。
ぽっかりと胸に穴が開いたの如く。
トラウマとか言われ、いろいろ対処法もありますが、
そんなに、簡単に整理がつくわけでもない。
嘆き、哀しみ、怒り、散々に、自分の心を痛めたら、
その哀しみは、「哀しみの引き出し」へしまいましょう。
幸いなことに、この平和な日本には、
あなたを慰めてくれるものもたくさんあります。
哀しみを引き出しにしまって、
ちょっと、自分の興味のあることをしてみましょう。
心にも、休息をあげるのです。
そして、また、哀しみの引き出しを開けて、
さめざめと泣きましょう。
この世の中は、どうにもならないことにあふれています。
哀しみの引き出しを開けて、ただ祈りましょう。
その引き出しは、あなたと、いつも、共にあります。
思い出したいときに思い出して、
忘れたいときに忘れればよいのです。
心の整理なんて、そんなに簡単につくものではないのですから。